高速道路で軽自動車は危険?高速道路は普通車のものなのか

[最終更新日]2016.06.08
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軽自動車に乗っていたり、軽自動車について調べているとこのような意見を目にすることがあるでしょう。「高速道路を軽自動車で走るのは危険だ」と。軽自動車は高速道路には不向きであるとか、長時間運転には不向きであるとかいう声をネットでもリアルでも多数耳にします。

でも高速道路を走っていると軽自動車も普通に見かけますよね。軽自動車だからといって高速道路を走らないわけではない。じゃあ性能面ではどうなんでしょう。危険はあるのでしょうか。
そこで、軽自動車が高速道路を走るのは危険なのかどうかについて、性能面や道路交通法などから考えてみました。

目次

1. 高速道路を走る上で交通法上の普通車との違い

2. 特徴で比較

3. 普通車からすると高速を走っている軽自動車は邪魔?

4. 軽自動車で快適に高速道路を走れるか。テクを共有

 

高速道路を走る上で交通法上の普通車との違い

軽自動車と普通車は、高速道路を走る上で、道路交通法上の違いがあります。普通車や軽自動車で長い間高速走行を続けた場合にどのような影響があるのかを考慮して法律で定められているんです。

料金に関して

軽自動車が高速道路を走行するときの料金は、NEXCOでは普通車の料金の8割になっています。つまりは、普通車の料金に0.8をかけたものというわけですね。NEXCOのホームページに簡易料金表というものがあります。見てみると8割になっているのがわかるでしょう。

でも、計算してみるとたまに9割になっていたり、8割以上の料金になっているということもあります。これは端数を処理した結果のもので、計算上仕方が無いものです。その区間だけ料金が引き上げられているということではありません。
ちなみに、処理の仕方は24捨25入となっています。

基本的には軽自動車のほうが普通車よりも安いということですが、中には普通車と軽自動車の料金が同じというところもあります。首都高・阪神高速・名古屋高速などの都市部の高速は同じであることが多いです。

速度に関して

高速道路の制限速度は基本的には100km/hが最高速度で50km/hが最低速度と決められています。軽自動車も普通車も基本的にはそうですが、中にはその限りではないものもありますよ。

制限速度が100km/hになっている道路というのは、中央分離帯がある普通の高速道路です。この普通の高速道路だと、軽自動車普通車の区別もなく、ほぼ全ての車が100km/hで走行することができます。

 

一部の車種は例外

「ほぼ全て」とはどういうことか。例えば大型トラックや中型トラック、大型特殊自動車と呼ばれるものは80km/hが最高速度となっています。上記のような中央分離帯のある普通の高速道路でも、100km/hで走ることはできません。そういうわけで「ほぼ全ての車」なんですね。

以上が基本的な高速道路での法定速度になりますが、世の中には中央分離帯が無い高速道路というものがあります。対向車線との間が、等間隔でポールが立っているだけであったり、ガードレールと植物が生えているだけであったりという区間ですね。そこは最高速度が100km/hでも80km/hでもありません。70km/hと決められています。普通車でもトラックでも軽自動車でもそれは同じなので注意しましょう。

 

天候などによっても変わるので注意

基本的には制限速度は上記のように決められていますが、時には制限速度が変わることもあります。もしも雨風が強い場合、100km/hで走行することができる区間であっても80km/hに制限速度が落とされることがあります。雷や雪でも同じように規制されることがあります。危険だと判断した場合の措置ですね。

他にも工事中であれば速度規制をかけるということがあります。その場合はもっと速度が低いと言うこともありえます。そういった時々での速度制限というのを守っている人は少ないですが、自分と誰かの身の安全のため、必ず守るようにしましょう。工事の場合は特に、50km/hの速度規制がかかることもあり、もともとの半分の速度ということで守らない人もいます。でも、危険なので法定速度と一時的な速度規制はどちらも守るようにしましょう。

 

特徴で比較

軽自動車

軽自動車の特徴を考えたとき、真っ先に出てくるのは「軽い」ということでしょう。車体がとても軽くつくられています。軽自動車はとことん軽量化にこだわって作られる傾向があるのですが、これによって少し不都合が起きることがあります。

「軽自動車は風に弱い」という話をきいたことがある人もいらっしゃることでしょう。高速道路を運転していると横風に煽られて怖いという声もよく見かけます。特にワゴンタイプの軽やミニバンタイプ、ワンボックスタイプの軽自動車が風に弱いです。
それらは軽い重量に比べて車両側面の面積が広いので、横風をもろに受けてしまい、煽られやすくなっています。近年はボックスタイプの軽やワゴンタイプ、ミニバンタイプが多く作られている傾向にあるので「風で車体が揺れる」という特徴が目立つようになりました。

 

本当に怖いのは「ソコ」ではない

軽くて車体が揺れるというのも怖いですが、軽自動車の軽さで怖いのは衝突安全性能の弱さでしょう。衝突安全実験の動画がyoutubeなどに多数上がっているのですが、見ていると物によっては「跡形も無い」くらいにへこんでしまっているものがあります。
比較的衝突安全性能が高いと言われている車種でも、フロントが紙のように曲がってへこんでしまう。ぶつからなければどうということはないのですが、風に煽られるということと合わせると恐怖感はありますよね。

ハンドルも軽くなっていてふらつきやすいですから、ぶつからないという保障はどこにもないわけです。

また、近年は軽自動車の静粛性の高さをアピールする車が多くなっている傾向にあります。もともと軽自動車はエンジン音がうるさいという欠点を抱えていましたし、今でも普通車に比べるとやはりうるさいです。だからこそメーカーがこぞって静粛性を高めようとし、それをアピールするわけですね。

エンジンはうるさいという欠点もありますが、軽自動車はエンジンを高回転で回しています。パワーの弱さを補うためにはどうしても高回転で回さなければならず、軽自動車はもともとエンジンを高回転で回すように作られています。
でも、それに対して耐久性を高めているかと言えば、必ずしもそうではありません。コストが高くなってしまうので、ほとんどの場合対策されていないのが現状です。高速道路というのは特に回転数が高くなってしまうものなので、どうしても車の寿命の速さというのは気になってしまします。

 

普通車

普通車は軽自動車と比べると、やっぱり「強い」です。軽自動車よりも車両重量が重いものがほとんどなので風にも煽られにくく、ハンドルが重めのものも多い傾向にあります。エンジンパワーも軽自動車より高いのが普通なのでわざわざ高回転のつくりにする必要もなくエンジンがうなってうるさいということも軽自動車に比べると少ないです。

何よりも軽自動車と比べて普通車のほうが優れている面は、やはり衝突安全性能でしょう。普通車のほうが軽自動車よりも丈夫ということですね。軽自動車と普通車ではそもそもボディに使われている素材や素材の厚みが違います。
軽自動車は軽量化しなければいけないので、ギリギリまで薄くしたり軽い素材を使ったりしています。普通車は軽量化する必要はありませんし、軽いものがいいという傾向もないので多少重たくても頑丈になるように、厚いものを使うんです。

 

実際のデータを見てみると

実際、交通事故での死亡者数は軽自動車のほうが高くなっています。平成24年の軽自動車は事故件数138,319件で死亡事故件数は321件。普通車の事故件数は285,079件で死亡事故件数は538件。
割合で見てみると、軽自動車の死亡事故の割合は軽自動車事故件数の0.232%。
対して軽自動車の死亡事故の割合は普通車事故件数の0.189%となっています。

このように、軽自動車のほうが死亡事故を起こす割合が高いです。もしも普通車と軽自動車がぶつかった場合、軽いほうが当然不利になるので軽自動車のほうがダメージを受けることになります。死亡事故が軽自動車より普通車のほうが少ないのは当然ですね。

普通車は高速道路でかなり速度を出しています。軽自動車も精一杯の速度を出して走っていることでしょう。速度を出している分事故も多いです。もし、軽自動車と普通車がぶつかったら戸考えると、やはり普通車のほうが安全で安心ですね。

 

普通車からすると高速を走っている軽自動車は邪魔?

今まで法定速度や高速料金や性能などで考えてきましたが、ここで「普通車乗りにどう思われているのか」を見てみましょう。
一般的に考えると、自分よりも弱くて遅い車が同じフィールドを走っているわけです。普通車は高速道路だから思い切り飛ばしたいはずですよね。遅いしもしもぶつかったら相手が不利だから怖いと感じる人が多そうなものです。

実際どうなのか、実際の声を見てみると次のようなものがありました。

「軽自動車遅いから端っこ寄って欲しい」

「軽自動車は高速道路禁止にして欲しい」

「軽自動車で追い越し車線とか本当に迷惑、邪魔でしかない」

「んー・・・さすがにちょっと邪魔だなあと思うことがありますね」

やはり遅さという点から邪魔だなあと思っている人も結構いらっしゃるようです。確かに軽自動車で追い越し車線に入られると少々迷惑かもしれませんね。
でも、以下のような意見もありました。

「結局は乗る人の問題。軽自動車でも普通車でも遅い人は遅いから」

「自分が普通車より遅いということを自覚して走ってくれるならいい。追い越し車線にのそーっと入ってきたりしなければそれで」

「自分の車の性能を理解しているかいないか。普通車でも性能がわかっていない人は邪魔になることがある。ただ軽自動車乗りにそういう傾向が目立つだけ」

「軽自動車だから邪魔だなあと思うことはない。この人邪魔だなあと思うだけです」

軽自動車が邪魔かどうか。結局は乗る人の問題だと考えている人も同じように多く、一概に普通車から見れば高速道路を走っている軽自動車が邪魔だと思われているというわけではありません。一部では邪魔だと思われ、一部では「わきまえて走っているなら良いよ」と受け入れられています。

 

軽自動車が速度超過をし高速道路をかっ飛ばしていることも多々ある

軽自動車を遅くて邪魔だなと思う人がいる一方で、軽自動車が速度超過をして高速道路を飛ばして走っていることも数多く見かけます。最近の軽自動車は走行性能が安定してきているとはいえ、やっぱりちょっと怖いですね。

でも高速道路で遅く走るというのも邪魔だと思っている人が一部でいるというのも事実。軽自動車である程度の速度を出しながら安全に走るという方向で考えてみましょう。

 

軽自動車で快適に高速道路を走れるか。テクを共有

車間距離を詰めすぎない

高速道路で車間距離を詰めて走っている人を見かけることが少なくはありません。普通車と軽自動車の区別に関わらず、前車から一定の間隔をあけることが大切です。後ろにびったりつかれると前を走っているほうも必要以上にイライラしてしまいかねません。

精神的なことだけではなく、一定の間隔をあけるようにすれば前車の挙動の先読みが出来ます。事故防止をするために必要な基本的なことです。

だいたいどれくらい車間距離をあければいいのかの目安ですが、100km/hで走行しているのであれば100m以上はあけるようにしましょう。自分の走行スピードと同じ数以上の距離をあけるというのが安全かつ快適に走るための車間距離です。

前方の車両だけでなく後ろの車両との距離感なども把握しておくとさらに安全です。数分に一度のペースで後ろの車をチェックしておきましょう。

 

ハンドル操作に注意

軽自動車はハンドルが軽いものが多くてふわふわしやすいという話をしました。ハンドルが軽いと少しハンドルをきるだけで車がスパっとその方向に向かってしまい、自分が思っていたよりも車の進路が変わってしまうということがあります。

ハンドル操作には十分気をつけたいところなのですが、ハンドル操作に影響を与えるのは重みだけではありません。スピードもハンドル操作に大きな影響を与えます。
スピードが速くなると、ハンドル操作による車の挙動も軽くなるんです。40km/hで走行しているときだったらゆったりとした進路変更になるはずのハンドル操作でも、100km/hだと急激な進路変更になってしまうということ。高速道路でスピードを出しているときは特にハンドル操作に気をつけなければいけません。
普通車もですが、ハンドルが軽い軽自動車はハンドルを大きめに切ってしまうことが多いので特に気をつける必要がありますよ。

 

スピードメーターをこまめに確認

高速道路で高速走行を続けているとだんだんその速さに慣れてきて、「あれ、今遅くない?」と感じてしまいます。それは実際に走っているスピードが遅くなったわけではなく、体感速度が遅くなっただけです。

そこでスピードを上げてしまうという人も多いと思いますが、遅いかなと感じたときはスピードメーターに目をやるようにしましょう。制限速度をオーバーしていないか、速度が思った以上に出ていないか確認することで事故を防ぎ快適に走行できます。

 

軽自動車で高速道路まとめ

軽自動車で高速道路を走るのは確かに危険です。でも料金は安くなるし法律上も走ってはいけないわけではありません。長距離走行には向いていないとは言っても、軽自動車で遠出をしなければならないことだってありますよね。

危険だから高速道路は走らない、邪魔だと思われているから・・・ということではなく、軽自動車の不利な点を自身の運転テクニックやちょっとした気遣いでカバーしましょう。車間距離をあける、スピードメーターを見る、ハンドル操作に気をつける。基本的なことですが、どれも軽自動車で高速道路を走るのには必要なことです。

軽自動車の危ないところを理解し、そこをカバーするようにして走れば軽自動車でも安全に快適に高速道路を走ることができます。危険さを理解していれば、邪魔に思われるような走りをすることもありませんよね。

みんなの高速道路、みんなが気持ちよく走れるような走りをすることが大切です。

 

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