軽自動車とコンパクトカー完全比較。マジでお得なのはどっち?

軽自動車ほど軽くも小さくもないけれども、普通車の中では小型なコンパクトカー。

小回りが効き、維持費も安い両車。
お互いメリット・デメリットもあり、購入を迷っている方も多いです。

  • 軽自動車は安いけど、最近は高いのもあるし・・・
  • 軽自動車は非力で燃費悪いイメージあるし・・・
  • でもコンパクトカーってどうなんだろう、軽自動車と同じじゃないの?

さまざまな疑問渦巻く軽自動車とコンパクトカー。その二つをさまざまな条件から完全比較してみました。マジでお得なのは、一体どっちなのでしょうか?

比較するにあたっての条件を決める

p50-1

どちらがお得なのかということについては、一概に「こっちだよ」と言えるものでもなく、ある意味で永遠の議題かもしれません。そんな軽自動車とコンパクトカーの比較ですが、闇雲に比較してはいけません。まずは比較するにあたっての条件を決めましょう。

今回は「維持費」「新車価格」「燃費」「大きさ」「安全性能」「パワー」を条件として比較しています。けれども実際に比較検討をするときには、全体的に比較するのではなくて、ひとつかふたつの条件に絞って比較するといいかもしれませんね。

もちろん、全体的に比較することの大切さは否定できませんが、それだと自分がどこを重視しているのかがわかりづらいです。全体を比較したとしても決め手となるのは、ひとつかふたつの条件でしょう。

お金重視の人であれば、維持費と新車価格と燃費の良さを比較、安全性能やパワーなどは二の次にするかと思います。そんな感じで、自分ならどれを一番大切にするかを基準にして、条件を決めて見てみてください。

 

維持費で比較

p50-2

軽自動車もコンパクトカーも、所有するのであれば少なからず維持費はかかってしまうもの。

税金に自賠責保険、任意保険もかかります。それだけではなく、走るために必要なガソリン代まで・・・。維持費は毎月あるいは毎年何かとかかってくるもので馬鹿にはできません。

そこで、維持費はどちらのほうがお得なのか、比較してみましょう。

ちなみにですが、維持費の面で購入決定されている方が多いですね。

法定費用で比較

軽自動車 コンパクトカー
自動車税(年間) 10,800円 34,500円
重量税(2年間) 7,600円 45,000円
自賠責保険料(2年間) 26,370円 24,950円
10年間合計 277,850円 694,750円
表補足
※重量税、自賠責保険は2年に1回、10年間の場合は5回で計算

10年間の合計で見ると、コンパクトカーのほうが圧倒的に高くつきます。コンパクトカーの法定費用合計額は、軽自動車の合計額の約2.5倍です。

軽自動車のほうがコンパクトカーよりも軽くサイズも小さく、軽自動車の規格は、

軽自動車 コンパクトカー
全長 3.4m以下 4m前後
高さ 2.0m以下 1.5m前後
1.48m以下 1.7m前後
コンパクトカーのサイズは一般的に「コンパクトカー」とよばれる車種の平均値です

上記のようになっています。

コンパクトカーについては明確な規定があるわけではありませんが、いわゆる5ナンバー枠で「コンパクトカー」と言われているサイズの普通車ですね。軽自動車よりも大きく一般的な普通車よりも小さいという利点があるため、重宝されています。

とはいっても、やっぱり軽自動車のほうがサイズが小さくなっているので、自動車税や重量税が安いのは当然と言えますね。ただし、ひとつひとつ見ていると自賠責保険料だけはコンパクトカーのほうがやや安くなっていますね。

 

価格で比較

軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
価格 1,382,490円 1,263,980円 1,204,569円 1,890,669円 1,848,226円 1,581,640円
平均価格 約1,283,680円 約1,773,512円
表補足
※価格はベースグレードで記載しています。

軽自動車の平均価格はコンパクトカーに比べて489,832円安くなっています。もし、軽自動車を3年ローンで購入した場合、毎月払う金額は約35,658円ほど。5年ローンで購入した場合には、月々に21,395円ほどになります。

比べてコンパクトカーは、3年ローンで購入すると月々に約49,264円ほど。5年ローンで購入するとなると、月々に約29,559円ほど支払うことになりますね。5年ローンで購入したとしても、毎月だいたい8,000円ほど高く支払うということです。

さらに車の購入価格を安く抑える方法もあります。乗り換えを検討している方は知っておいた方が良いかもしれません。

燃費で比較

p50-3
軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
燃費 15.69km/L 14.20km/L 16.45km/L 23.03km/L 12.52km/L 15.38km/L
月間ガソリン代金 約8,285円 約9,155円 約7,903円 約5,645円 約10,383円 約8,453円
年間ガソリン代金 約99,427円 約109,860円 約94,832円 約67,738円 約124,601円 約101,430円
表補足
※月間ガソリン代金(月1000km走行した場合)
※年間ガソリン代金(12000km走行した場合)
※ガソリン代金は130円で計算

軽自動車とコンパクトカー各三車種、それぞれ平均してみましょう。

軽自動車の平均的ガソリン代は、月々約8,448円。年間だと約101,373円ほど。コンパクトカーの平均的ガソリン代は、月々約8,160円。年間だと約97,923円ほどになります。

それぞれの車種で見ていると軽自動車のほうが燃費がよく、ガソリン代が安いように感じますが、こうして平均してみるとコンパクトカーのほうがガソリン代が安くなっていますね。

燃費やガソリン代に関しては、車種によって上下関係が一変することがあるので、気になる車種の燃費を調べてみてもいいかもしれませんね。

 

任意保険料で比較

p50-4
軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
保険料

(月間)

3,010円 3,720円 3,090円 4,127円 3,619円 3,468円
保険料

(年間)

36,130円 44,640円 37,080円 49,520円 43,433円 41,610円
表補足
※各車種の任意保険料は平均額です。保険会社によって異なります。

任意保険料は軽自動車が平均で月々約3273円ほど、年間で約39,283円。コンパクトカーが平均で月々約3,738円、年間で約44,854円ほど。

ひとつひとつ見てみると、シエンタはタントよりも安かったりしますが、平均的に考えると任意保険料も軽自動車のほうが安くなっています。

ただし、任意保険料というのは保険会社によって大きく異なるもの。保険会社や車種、条件などによってはコンパクトカーのほうが安くなるという場合もありますね。今回の比較対象になっている車種でいえば、シエンタとタントがその良い例です。

 

維持費比較まとめ

軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
年間維持費 146,357円 165,300円 142,712円 151,758円 202,534円 177,540円
10年間の維持費 1633420円 1822850円 1596970円 1867330 2375090 2125150
表補足
#年間維持費(自動車税、ガソリン代金、任意保険料)
#10年間の維持費(10年間でかかる法定費用、ガソリン代金、任意保険料)

項目別に見ればコンパクトカーのほうが平均額が安いということもありましたが、年間維持費を合算してみると結局は軽自動車のほうが安いですね。軽自動車とコンパクトカー、三車種の数字を平均してみると・・・。

軽自動車は約151,456円ほどで、コンパクトカーは約177,277円ほど。その差額は約25,821円。年間で2万5千円ほど軽自動車のほうが安いということですね。年間で見ると高いように思えますが、月々に換算するとだいたい2,152円ほどと、そう大した違いには思えないかもしれません。

そこで、今度はもっと長い目で見て比較してみましょう。

10年間の維持費は、軽自動車が約1,684,413円ほど。コンパクトカーが約2,122,523円ほどになります。その差額はだいたい438,110円です。どうやら長い目で見てみるとかなり大きな違いがありそうですね。

維持費を安くする上で「車の購入費」というのは一番重くのしかかってきます。維持費や価格面で悩んでいる方は下記ページを参考にして下さい。驚くほど車の購入価格を抑えることができます。

 

性能で比較

車は値段だけでは比べられません。
いくら安い車を選んだとしても、毎日の運転自体にストレスを感じてしまっていたら、そちらの方が高くつくと考えることもできます。また、長く乗るということを考えた時、車の大きさや安全性能、パワーなどの性能が満足できるものかが重要になります。

そこで、軽自動車とコンパクトカーの性能を項目別に比較してみましょう。

室内外の大きさ比較

軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
全長 3.395m 3.395m 3.395m 4.030m 4.235m 3.955m
全高 1.780m 1.750m 1.620m 1.490m 1.675m 1.525m
全幅 1.475m 1.475m 1.475m 1.695m 1.695m 1.695m

軽自動車のそれぞれの車種の大きさと規格を比べてみると、全長と全幅に関しては「規格内ギリギリまでの大きさにした」といった感じになっていますね。

高さに関してはもうちょっといけるかなといったところですが、それでも高さはコンパクトカーよりも高い車種が多いです。室内外の大きさに関しては、長さと幅はどうしても軽自動車のほうが小さくなります。

法定費用の項目でも述べたとおり、軽自動車の規格で全長は3.4m以下、幅が1.48m以下、高さが2mまでとなっていますからね。

最近では軽自動車も規格内ギリギリの大きさのものが増えてきているのですが、高さは車種ごとに違っています。ミニバンのような目線の高さや室内高になるような軽自動車も多数登場してきているので、「軽自動車は狭い」という常識は一昔前のものになりつつありますよ。

安全性能で比較

軽自動車とコンパクトカーの一般的な安全性能や強度を比較してみましょう。軽自動車のことを「走る棺おけ」だとか言う人もいます。確かに普通車に比べて小さくてかなり軽い。軽自動車においては「軽量化こそが正義」というような風潮もあるので、強度は不安になりますよね。

軽自動車は、正面衝突事故になると、胸部や脚に重症を負うケースが多いようです。実際の衝突実験映像などを見てみると、確かに軽自動車はフロントがぺしゃりとへこんでしまっています。

運転手はステアリングなどに頭を打ち付けたり、シートに強く頭を打ち付けたりと直接の打撃による負傷が多くなりますね。軽自動車のボディ強度はとても低いというわけです。

コンパクトカーの強度はどうでしょうか。普通車の中でも軽量化され、サイズも小さい部類に入るコンパクトカーですが、それでも軽自動車よりは重く大きいです。

日本の自動車事故対策機構が調べたところによると、近年のコンパクトカーの衝突安全性能は5つ星。高いものだと6つ星と大差ないようなレベルにまで強度が高くなってきています。

かつてはコンパクトカーも軽自動車と変わらないような強度の弱さだったのですが、最近では安全志向が強いようです。

ただし、コンパクトカーは正面衝突事故の際、衝撃吸収があまりうまくできません。車の大きさに比べて強度が高すぎるので、衝撃を適度にいなすことができず、衝撃がもろに伝わってしまうと言う欠点があります。

Gもかなりかかってしまうことにもなるので、結局負傷はしてしまうということですね。

ボディの強度は安全性には直結しない?

「ボディ強度」という点ではコンパクトカーのほうがかなり高いですが、安全性はどうでしょうか。

近頃の軽自動車は「事故を防ぐ」という方向に力を入れているものが多いです。強度に関してはある程度しかたがないから、そもそもの事故を防ぐということですね。

いわゆる「当たらなければどうということもない」ということです。運転手をアシストして前面の車との衝突を回避するようにしたり、「時速○○km以下で走行中に前面の車とある程度近づいた場合に急ブレーキをかけ、ハザードランプを点灯するという機能をつけている車が最近は一般的になっています。

小回りも軽自動車のほうがきくので、「軽自動車だから避けられた」というケースも考えられますね。

衝突時、ボディ強度が弱いのですが、その分衝撃を吸収してくれます。へこみかたによっては脚などを怪我してしまうこともありますが、重力による負傷は少ないと言えるのではないでしょうか。近年は重力による負傷のケースが多くなっています。

実際の事故件数を比べてみると、平成24年度のデータでは138319件。そのうち死亡事故は321件ほどになっています。

コンパクトカーに関しては、コンパクトカーオンリーのデータがなかったので、普通車全体で見てみましょう。普通車全体で見てみると、285079件。そのうち死亡時個数は538件と軽自動車のほうが事故件数も死亡率も少なくなっています。

コンパクトカーは普通車の一部で、一般的に他の普通車よりも強度が低い(軽量化の弊害)と言われているので、そう考えると軽自動車のほうが実際の死亡事故件数は少ないようです。

強度と実際の安全性能、比べると・・・「どっちもどっち」という言葉がぴったり当てはまりそうですね。

 

パワーで比較

p50-5
軽自動車 コンパクトカー
車種名 N-BOX タント デイズ アクア シエンタ フィット
パワー 43kw/7,300rpm 38kw/6,800rpm 36kw/5,000rpm 54kw/4,800rpm 54kw/4,800rpm 81kw/6,000rpm
トルク 65Nm/4,700rpm 60Nm/5,200rpm 59Nm/5,000rpm 111Nm/4,400rpm 111Nm/4,400rpm 134kw/5,000rpm
表補足
(パワーはkw/rpm  トルクはNm/3500rpm で表示)

パワーやトルクは、やはりコンパクトカーのほうが圧倒的に性能が高いですね。コンパクトとはいえ普通車ですから、軽自動車との違いはかなり大きい。何より「停止→発進→加速」の流れが軽自動車とは比になりません。

軽自動車も最近では昔よりパワーがかなり上がってきたほうですが、それでも激しい坂道や林道などを走る際には不安要素が大きすぎますね。

コンパクトカーなら、激しい坂道を走るときでも軽自動車よりは安心感があるのではないでしょうか。林道はちょっと厳しいかもしれませんが、ちょっとくらい険しくても力強い走りをしてくれるといった感じですね。

ただ、坂道に関しては軽自動車は強いパワーで前に進むという方法ではなく、「後ろに下がらないようにする」という方法でスムーズに上ろうという動きが強まっています。

N-BOXなどにも搭載されているのですが、最近の軽自動車は「坂道でふんばって後ろに下がらない」ようにする機能があります。それによって坂道を走る際の力の弱さをアシストしているというわけです。

パワーならコンパクトカーが上。軽自動車は非力を自覚して違うアプローチで快適な走行性能を得ているといったところですね。

 

軽自動車とコンパクトカー完全比較まとめ

ここまで軽自動車とコンパクトカーを、さまざまな条件から比較してきました。

維持費を条件にするのであれば、軽自動車のほうが維持費が安い。全体的なサイズはコンパクトカーのほうが大きいが、軽自動車も規格内ギリギリで広く作られているものが多い。

ボディ強度はコンパクトカーのほうが上。安全性についてはどっちもどっち。パワーはコンパクトカーのほうが上ということでした。

こうして比較してみると、個人のものの見方や考え方によって軽自動車のほうが良いか、コンパクトカーのほうが良いかが変わりそうですね。

例えば維持費であれば、10年スパンで長い目で見るのであれば軽自動車のほうが圧倒的に安く感じるでしょう。でも、月単位で見るとそんなに違いが無いようにも感じます。

「長い間乗るから10年後かなりの差がつくのが嫌だ」「最終的に多く払うことになっても、一回一回の支払いに大差が無いならいい」最低でも二つの考え方がありますよね。どちらで考えるかによって軽自動車か、コンパクトカーかが決まるということです。

軽自動車かコンパクトカーか、迷ったときはまず条件を定め、自分ならどうやって考えるかを見つめなおしてみましょう。

 

車を安く乗り換える上で最も大切なこと
ご存知ですか?


車の乗り換えで「ほとんどの方が損をしている」その盲点とは。

私はこの方法で毎回新車を30万円安く購入しています。覚えておいて損はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です