ビアンテ実燃費計測レポート。一般道、高速で試してみた

実燃費ビアンテ

カタログ燃費:14.8km/L
実燃費平均:9.32km/L

ビアンテの燃費は、2WDと4WDとで大きく異なります。4WD車はスカイアクティブが搭載されておらず、JC08燃費が9.4km/Lです。上記カタログ燃費は2WDのもの、実燃費平均は混合のものとなっています。

両者を見比べてみても、それほど大きく乖離しているとは言えないのではないでしょうか。燃費は、ほぼテスト通りなのではないかと期待できます。

その期待は真実に変わるのか、ビアンテの燃費を検証してみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「市街地で燃費に気をつけて走った場合、9.8~10km/Lとなりました」
「平均すると、8.3km/Lです。東大阪市や枚方市を走ったところ、6.0km/Lでした。10km/Lは超えないかなと考えていたら、高速道路では10.5km/Lを記録しました」
「田舎に住んでいるのですが、平均13km/Lとなっています」
「田舎道でエアコンを付けて、12km/L前後です」
「市街地の激しいストップ&ゴーの繰り返しをして、メーターの平均燃費は8km/L弱でした」
「高速道路を150km、市街地を50kmほど走ったところ、10.1km/Lとなりました」
「ECOランプが点灯するか、しないか程度の運転で、8.5km/Lです」
「毎日20kmの通勤で、8km/Lです」
「高速道路と一般道を半々で3人乗車が多いですが、10.7km/Lとなっています」
「市街地で9km/L、高速道路で14km/L」

オーナーの実燃費記録から燃費範囲をとると、6km/L~10km/Lというのが日常的に実現可能な範囲ではないでしょうか。10km/L~13km/Lは遠出なら実現できますが、普段からというのは厳しいです。

ミニバンの中でも、燃費が良いとは決して言えません。セレナやステップワゴンなど他社の車と比較して、「劣る」という声が大きいです。

しかし、中には「重さや大きさを考えると、十分かな」といったやや肯定的な意見も見られます。

肯定的な意見を示している人の多くは、スカイアクティブ搭載車を所有している人です。逆に搭載していない4WDの車を所有しているオーナーは、燃費に関してネガティブな意見が多く見られます。

走行レポート。ビアンテを実際に運転してみたら・・・

オーナーの記録からとった燃費範囲が正しいのかどうか、実際に自分で運転して確かめてみました。どうも自分の目で確かめなければ気がすまない性質なようです、私という生き物は。

今回乗車したのは、20Cスカイアクティブです。理論上は、ビアンテの中でも低燃費な方のグレードとなっています。ここでは、乗車した際に感じた乗り心地・運転していてどうったか、走行性能などについて語ります。

ビアンテを街中では見かけたことがなかったので、まず最初、エクステリアを見て驚きました。渋いというか、睨みがきいているというか……。京都で見た歌舞伎を連想させるエクステリアです。個人的には、嫌いではありません。個性的なのは大好きです。

エクステリアばかり眺めていてもいけないので、中に入ってみます。運転席に座って車内を見渡してみると、これが思っていたよりも広いのです。ただ、収納が少ないなと感じました。運転席周りには、小物入れなどはほとんどありません。

しかし、肝心なのは走行性能と運転のしやすさです。自動車として優秀なら、収納の少なさなどはあまり気になりません。エンジンをかけて、アクセルを踏みます――。

踏んだ途端、気がつきました。他のミニバンとは、感触が違うことに。重さもあるので、もう少し「そろっと」動くかと思ったのです。それがどうでしょうか、「スー」っと穏やかかつスムーズに平坦に走り出しました。

それからしっかりと加速していきます。市街地だとカーブが多いので、それほど気持ちいいとは感じませんが、高速道路だと本当に気持ちよく加速していくのです。

高速道路だと、100km/hを過ぎても、会話ができそうな静かさを保ちながら余裕で走ることができます。さらにそのスピードからほとんど減速せず、余裕綽々のコーナリングができるのです。これには感動すら覚えました。

よく走り、よく曲がり、よく止まる。この三拍子が車の基本とは言いますが、その基本を確実におさえてくれています。

エンジンや走行性能はホンダの車が好きだと感じていたのですが、マツダもなかなかのものですね。安定感と安心感がありながら、スピードの出る乗り物として信頼できる。小物入れなど、至らない部分は多々あります。

それでも、「自動車として」とても良くできていると評価したいです。

低燃費を心がけたら

走行性能が確かめられたところで、自分が住んでいる田舎街に移動します。スタート地点は、神戸市内でした。そこから走行性能を確かめながら、高速道路に乗って田舎町に来たのです。

ここで、どの程度低燃費になるかを確かめます。坂道を避けながら、車通りの少ない道を走る。よく知っている道なので、事前に「坂道がある」「信号がある」などはわかります。予測ができたほうが、エコドライブはしやすいです。

アイドリングストップは、もちろん活用します。

アクセルをゆっくりと踏んで、発進。このときはアクセルの上に足を置いて、「踏む」というより「足をおろす」というイメージで、アクセルにゆっくり力を入れていきます。こうすることで、無駄なエネルギー消費を抑えた発進ができるのです。

発進したら、決められた速度を遵守します。この道は50km/hでした。車通りが少ないので、自分の思ったとおりの走りができます。

坂道を避け、信号では予測を立ててアクセルを戻し惰性走行をする。止まったらアイドリングストップが作動し、燃費を抑えてくれました。

その結果、燃費は9.7km/Lとなりました。

次は燃費を悪くさせようと思い、神戸市中央区へと移動するのですが、高速道路と有料道路を使った際の燃費も計測したのです。平坦で車通りも少ない方向なので、車間距離は意識せずとも開き、坂道の心配もありません。

その結果、燃費は10.3km/Lとなりました。

燃費なんて気にせず走ってみたら

市街地で友人と合流し、買い物をしてから10kmだけ走ります。これは、車で買い物を行くなら、10km圏内だろうという憶測に基づいたものです。日常で最も燃費が悪くなりがちなのは、荷物を積んで短距離走行になる買い物ではないでしょうか。

ビアンテの走行性能を活かし、信号で急加速と急停止を繰り返します。カーブもキレよく曲がり、颯爽と10kmを駆け抜けました。

結果、燃費は6.4km/Lとなったのです。

まとめ

燃費範囲は、やはり6~10km/Lでした。

ビアンテは走行性能に重点的にステータスを振り分けているので、その分燃費が犠牲になりがちです。他社の同格ミニバンと比べると、確かに燃費が悪いと言わざるを得ません。

ただし、それはカタログ燃費からすでに判断できることです。大切なのはカタログ燃費との乖離……。検証の結果、カタログ燃費と同等とは言えませんが、乖離しているとも言えないということがわかりました。

いたって常識的な燃費です。

ビアンテは燃費を気にして走るより、楽しく走ることを心がけたほうが、恐らくは満足できるのではないかと思います。スカイアクティブは燃費効率も高めますが、一番は「よく走り」「よく曲がり」「よく止まる」を実現するというのが大きな命題です。

燃費効率が高いのは、副産物のようなものと考えましょう。

 

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