ヴォクシーHV グレード毎の特徴解説。自分にベストなグレード選びに

トヨタヴォクシーHV

背が高いミドルサイズミニバンの人気車種であるヴォクシーは、1800ccエンジンを積んだハイブリッドを選ぶことができます。

優れたミニバンの機能性と低燃費を両立させることのできる車ということで、ハイブリッドを選ぶという人も多いのではないでしょうか。

ミニバンの中でもトップクラスの人気を誇るヴォクシー。そのハイブリッド車について、パッと見ただけではわかりづらいグレードの違いに触れてみます。自分に合ったグレード選びができるよう、十分に比較・検討をしましょう。

ヴォクシーHVのグレード表

グレード 7人乗り価格
HYBRID X 2,996,509円
HYBRID V 3,106,473円
HYBRID ZS 3,229,200円
特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)Ⅱ” 3,321,000円
※燃費表示はカタログより抜粋。( )内は4WD価格

ガソリン車の多くには8人乗りが設定されていますが、ハイブリッドとなると8人乗りの設定がなくなるため、8人乗りが良いという人はHVを選ばないようにしなければなりません。

また、ハイブリッド車は2WD(FF)のみの設定となっているので注意しましょう。

最も安いXと最も高いZSとを比べると、その価格差は約23万円。特別仕様車を除けば、グレードごとの価格差は10万円ずつといったところでしょうか。グレードが上がるたびに10万円上がるというのは、他車種と比べると低い価格差と言えます。

しかし、10万円値上がりする価値があるのかどうかは、ヴォクシーHVの各グレードの違いを知らなければわかりません。上位グレードを買う価値・必要性があるのか、自分に適したグレードは何かを判断するため、各グレードの違いについて、これから詳しく説明します。

グレードは4種類。わかりやすくまとめてみた

ヴォクシーHVに設定されているグレードは、X・V・ZS・煌Ⅱの4つです。Xは最安価(ベースグレード)で、普段よく使うとされている装備がほとんどすべて備わっています。

標準装備ではない装備は上位グレードよりダウングレードしていることもありますが、 ヴォクシーHVでは素材が異なるだけで機能面は特にダウングレードされていません。コストパフォーマンスの高い、実用性において必要十分のグレードです。

Xよりも機能を強化して実用性を高めつつ、素材を上位のものにしたものが、Vになります。ZSはXと同じ機能ですが、素材はVと同じく上位のものに変わり、専用のエアロパーツが付けられた見た目と質感にこだわるグレードです。

煌ⅡはZSをベースとした特別仕様車。エクステリアやインテリアなどに手を加え、オプション装備の一部を標準装備にしていますが、機能の実用性はVのほうが上だと言えます。

装備を基準に違いを解説

グレードごとに違いが現れるのは、主に装備内容や機能についてです。グレードごとに違いのある装備・機能をできるだけわかりやすく、かつ丁寧に説明します。

なおここで挙げる装備や機能は一部であり、全体を見たい方は下記PDFから各グレードの装備内容をご覧ください。

X・V・ZS
http://toyota.jp/pages/contents/voxy/003_p_003/pdf/spec/voxy_equipment_list_201601.pdf

煌Ⅱ
http://toyota.jp/pages/contents/voxy/003_p_003/pdf/spec/voxy_special_201607.pdf

全グレード共通の標準装備

  • LEDヘッドランプ(オートレベリング[ロービーム]機能付)+LEDクリアランスランプ
  • ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(時間調整式+車速感応式)
  • ウォッシャー連動間欠リヤワイパー(リバース連動機能付)
  • ハイブリッド専用オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)
  • フロントオートエアコン(左右独立温度コントロール)S-FLOW(1席集中モード)+温度センサー付
  • スマートエントリーシステム(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)+プッシュスタートシステム+スマートキー2個

ヘッドランプやワイパーはグレードによって機能が異なる車種もありますが、ヴォクシーHVは全グレード共通です。ハロゲンよりもLEDのほうが指向性や輝度が高く夜間の視認性に優れているので、ベースグレードでもその質が落ちることがないというのはとても良いことだと言えます。

また、オプティトロンメーターは文字の部分を裏側から照らしてくれ、針自体が発光しているように見えるメーターです。明暗がはっきりとしているので昼間でも見やすくなっています。

ガソリン車ではグレード設定によって「通常版」と「ハイグレード版」に分かれていたのですが、HVはハイブリッド専用のものが共通で付けられているのです。

ガソリン車のものはハイグレード・通常とにかかわらず、メーターの背景色は黒一色でした。ハイブリッド専用のものはメーターの数値の背景色として三つの色が使い分けられています。

メーター左側には、「CHG(青)」「ECO(緑)」「PWR(白)」という表示が追加され、現在の車の力の出し具合が視覚化されています。これは、ガソリン車では数値として表示されていたものです。

真ん中のメーターの数字の背景には青色(コントラストあり)が使われており、メーターの目盛りも細かくなっています。まとめると、ハイグレードのものよりも視覚的に理解しやすくなり、エコドライブができているのかなど運転状況も判断できるようになりました。

エアコンの機能が全グレード統一なのも特徴的ですね。標準装備だけでも装備が充実していることがわかります。

HYBRID Xの装備、インテリア、エクステリア

トヨタヴォクシーHVX外観
トヨタヴォクシーHVX内装
トヨタヴォクシーHVX内装
  • 195/65R15タイヤ&6Jアルミホイール(ハイブリッド専用アルミホイール)
  • ウレタン3本スポークステアリングホイール
  • ブラックインサイドドアハンドル(フロント・リヤ)
  • リヤクーラー
  • ファブリックシート表皮(通常)
  • 助手席大型オープントレイ(通常)
  • 4スピーカー

ヴォクシーHVは多くの装備が全グレード標準装備となっています。グレードごとの価格差が比較的低いのはこのためです。XがVやZSと異なるのは主に素材であると言えます。

ファブリックシートの表皮がその例で、Vは「ハイグレード/消臭機能」、ZSは「エアロ専用/消臭機能」が付けられているのですが、Xは無機能です。オープントレイはVだとファブリック付となっているのですが、XとZSでは通常のものが付けられています。

3本スポークステアリングホイールの素材も、本革ではなくウレタンです。このような素材・機能面においてコストカットをすることによって、全グレード標準でハイグレードな装備が付けられているにも関わらず他より低い価格を維持することができていると考えられます。

HYBRID Vの装備、インテリア、エクステリア

トヨタヴォクシーHVV外観
トヨタヴォクシーHVV内装
トヨタヴォクシーHVV内装
  • 195/65R15タイヤ&6Jアルミホイール(ハイブリッド専用アルミホイール)
  • クルーズコントロール
  • スーパーUVカットガラス+撥水機能付UVカットグリーンガラス(フロントドア)
  • インサイドドアハンドル(フロント:メタリック リヤ:ブラック)
  • ファブリック スライドドアトリム
  • リヤオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)
  • 「ナノイー」
  • 快適温熱シート(運転席・助手席)
  • 運転席シートバックポケット
  • 6スピーカー

クルーズコントロールやナノイー、快適温熱シート、6スピーカーといった機能はVのみに装備されているものです。XだけでなくZSにも設定がありません。

クルーズコントロールは高速道路を走行する際、アクセルを踏み続けなくとも一定の速度が維持される機能で、長距離・長時間の運転による運転手にかかる負荷が軽減されます。

スーパーUVカットガラスやその付随機能については、他グレードよりも機能性が向上し、紫外線のカット率などが上がっていると考えるとわかりやすいでしょう。「ナノイー」はパナソニック製品が発生させる除菌・抗ウイルスイオンの名前で、これがあることによって室内の空気環境が良くなります。

快適温熱シートは運転席・助手席両方に付けられ、冬場にはありがたい機能です。XやZSはリヤクーラーだけですが、ヒーター機能を合わせたリヤオートエアコンがVには装備されています。

日常的に使うような実用的な機能・装備を備えたグレードがVであると言えるのではないでしょうか。10万円近く値上がりしているだけの価値は十分にあります。

HYBRID ZSの装備、インテリア、エクステリア

トヨタヴォクシーHVZS外観
トヨタヴォクシーHVZS内装
トヨタヴォクシーHVZS内装
  • 205/55R16タイヤ&6J鍛造アルミホイール
  • 専用エアロパーツ(フロント大型バンパー[メッキ加飾付]+フロントフェンダー+リヤ大型バンパー+リヤスポイラー+大型サイドマッドガード)
  • 本革巻き3本スポークステアリングホイール
  • インサイドドアハンドル(フロント:メタリック リヤ:ブラック)
  • 4スピーカー

アルミホイールがZSのみ異なる仕様となっています。ZSの特徴は専用のエアロパーツが用意されていることです。画像を見てみればわかるように、メッキの装飾などによってエクステリアの高級感が増すとともに、その他のエアロパーツによって存在感も増しています。

機能はXと同じ仕様となっているのですが、外観にこだわる人にはぴったりの仕様で、しっかりと差別化がされています。

特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)Ⅱ”の装備、インテリア、エクステリア

トヨタヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”外観
トヨタヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”内装
トヨタヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”内装
  • フロントグリル(メッキ+ブラックメタリック塗装)
  • 高輝度シルバーフロントグリルモール
  • メッキバックドアガーニッシュ
  • 車名ロゴ:ダークスモーク塗装
  • スーパーUVカットグリーンガラス+撥水機能付(フロントドア)
  • メッキ オート電動格納式リモコンドアミラー(アシドターンランプ+助手席側アスフェリカルミラー付)
  • LEDフロントフォグランプ
  • ピアノブラック センタークラスターパネル&サイドレジスターベゼル
  • シルバー加飾 マルチインフォメーションディスプレイフード
  • インサイドドアハンドル(フロント:メッキ リヤ:ブラック)
  • ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(デュアル)
  • 6スピーカー

煌ⅡはZSがベースとなっているため、ZSと異なる仕様の装備を上記に挙げています。フロントグリルは、ZSだとブラックメタリック塗装だけだったのですが、煌Ⅱでメッキ加工がプラスされました。

フロントグリルモールはカラードから高輝度シルバーへ、アウトサイドドアハンドルもカラードからメッキへと変更されています。さらに車名ロゴもブラックメタリックとそうから、ダークスモーク塗装になりました。

そういった塗装・加工の変更だけでなく、スピーカーが6スピーカーになり、オプション装備だった両側ワンタッチパワースライドドアは標準装備になるなど、ZSより実用性も上がっています。見た目にこだわりながらも、実用性も高めたいという方にぴったりのグレードです。

グレードの魅力、選んでいる人の特徴から探る

各グレードの違いを、装備から解説してきましたが、それだけでは自分に合うグレードが判断できないこともあります。

そのような場合、最終判断材料としてオーナーの口コミを参考にするという人は多いはずです。そこで、最後のまとめとして、各グレードの特徴・魅力・選んだ人の傾向などを見て、自分にベストなグレードを判断してみましょう。

HYBRID Xの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタヴォクシーHVX外観

価格.comの口コミ数が最も多いのは、Vです。Vの機能性の高さは確かに魅力的ですし、ミニバンの購入者は見た目よりも実用性を重視するという人も多いでしょうから、Vの人気が高いのは頷けます。

ではベースグレードであるXを選んでいるのはどのような人かというと、VとXの装備・機能の違いを見て、Vで追加・変更される点に必要性を感じなかった人です。

ヴォクシーは全体的にファミリー層の購入者がほとんどで、ヴォクシーの人気の理由のひとつに価格があります。ヴォクシーはミニバンの人気車種の中でも比較的求めやすいです。

HVだけを切り取って考えてみても、ヴォクシーHVは比較的安く手に入ります。10万円という価格差は、比較的小さな差であったとしても、ヴォクシーHVの購入者にはそれが大きく見えるようです。ハイブリッドを購入するというだけでも価格が上がり、当初の予算をオーバーしたという人もいます。

だからこそ「必要性は感じないけど、せっかくだから」という思考にならず、「必要性を感じないからベースグレードでいい」という思考になり、Xを選んでいるのです。

その結果、エクステリア・インテリア・エンジン性能・燃費・装備内容・価格すべてに満足している人が多い傾向があります。最も後悔しない安全なグレードだと言えるのではないでしょうか。

HYBRID Vの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタヴォクシーHVV外観

Vはお得感が高いです。多少予算に余裕のある人は、特別必要性を感じなくともVを選ぶ人が多いというほどにお得感があります。

10万円程度の価格の違いで、さまざまな機能が手に入り、ステアリングホイールの素材も本革に変わるのですから、少なくとも選んで損のあるグレードではないでしょう。実用的な装備ばかりなので、当初は必要性を感じずとも、使ってみると満足しているという人も多いです。

中間グレードということで受け入れられやすい・選ばれやすいということも人気の理由なのでしょう。予算に余裕があるならVを選んで後悔することはありません。先述した機能・装備に魅力を感じる人は得をしたと感じることでしょう。

HYBRID ZSの魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタヴォクシーHVZS外観

Vは機能や装備の追加・変更がされているグレードで万人受けしますが、ZSは専用エアロパーツで見た目的に周りと差をつけるグレードですから、万人受けはしません。

ZSを選んでいる人は、どうしてもエアロパーツを付けたいと考える、見た目にこだわって車選びをする人たちです。

クルーズコントロールなどの装備がZSには備わっていない、完全に見た目重視のグレードなので、見た目を重視するか中身を重視するかでVと迷う人が多い傾向があります。

ZSの購入を考えている人は、一度Vと天秤にかけてみると良いでしょう。そうして見た目が実用性に勝ったのであれば、ZSを購入して高い満足感を得られます。

特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)Ⅱ”の魅力、選んでいる人はこんな人

トヨタヴォクシーZS“煌(きらめき)Ⅱ”外観

見た目重視か実用性重視か迷った挙句、実用性も少し高くなる煌Ⅱを選ぶ人が多いのではと思いきや、煌Ⅱも完全見た目重視で選ぶ人が多いです。

エクステリアもインテリアもZSとは結構異なりますから、ZSよりも煌Ⅱの仕様の見た目のほうが好きだという理由で選んでいます。ヴォクシーHVはエアコン周りにプラスチック感があるという声が大きいのですが、煌Ⅱはピアノブラックになっているからか、プラスチック感が抑えられているというのも評価が高い点です。

ガソリン車前モデルで煌が設定されていたので、ハイブリッドで煌Ⅱが設定されるのを待っていたという人も多く、このグレードを購入した人は、最初からこのグレードを購入すると決めていた人が多い傾向があります。

ヴォクシーHV煌2の値引き交渉を行ってきました。ヴォクシーHV購入検討中の方はぜひご覧ください。
>【見積書公開】ヴォクシーHVの値引き交渉をしてみた。値引きの結果は

総合的に売れているグレードを考察

口コミ数などからも、売れているのはVのほうだと考えられますが、こちらとしてはXをおすすめします。ハイブリッド車を購入する人の最大の目玉は燃費や動力性能でしょう。

ヴォクシーHVはグレードによってエンジン緒元が異なるということはなく、どのグレードでも1800ccです。JC08燃費も23.8km/Lで全グレード共通となっています。モーター+エンジンの動力性能と低燃費さを求めるのであれば、どのグレードを選んでも同じなのです。

それならば最も安いグレードを購入するのが最もお得というものでしょう。装備内容を見てみても、ヴォクシーHVは全グレード共通装備の数が多く、ダウングレードされているのは素材ばかりですから、十分豪華だと言えます。

損をしたくない・後悔したくないということであれば、Xを選ぶのが基本であり安全牌です。

 

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