【アルファード VS エルグランド】 数値、口コミから比較。愛車はどっちにする?

アルファードvsエルグランド外観

現在では日本を代表する「高級ミニバン」として、アルファードとエルグランドの名前が当然のように上がってきます。ともにトヨタと日産を代表するフラグシップモデルとして、その存在感の大きさと装備の豪華さは大きな魅力です。

そもそも、この高級ミニバンというカテゴリーを作り出したのは、初代エルグランドの功績。

しかしながら、当初は「キャラバン・エルグランド」「ホーミー・エルグランド」と呼ばれていたことから想像できる通り、貨物用として開発されたクルマの多人数用の派生形として登場しました。

その迫力いっぱいの外観と広くて豪華な車内、そしてパワフルなV型6気筒エンジンによる動力性能などによってその存在感を増していき、今や自動車販売の中でも非常に大きな比率を占めるまでになってきました。

ここでは両モデルの背景と特徴を比較しながら、それぞれどんなクルマなのかを見ていき、自分に相応しいクルマはどちらなのかを検討してみましょう。

車体価格、ローン維持費で比較

アルファードvsエルグランド外観

購入するとなると多額の出費を伴ってしまう両車ですから、長期的な視点からの判断が必要になります。

長期間乗り続けるつもりでいるのか、あるいは数年後には下取りに出して乗り換えを予定するのかによってもローンを含めた資金計画は変わってくるでしょう。

たとえ5年ローンであっても月々の支払いでは結構な金額が伴いますから、慎重であるに越したことはありません。

エルグランド アルファード 価格差
価格 3,213,000円 3,197,782円 15,218円
3年ローン(月々) 89,250円 88,827円 423円
5年ローン(月々) 53,550円 53,256円 294円
※価格、ローンはベースグレードの金利なしで試算しております。ここでは両車種の価格差を参考にして下さい。

比較結果考察

ともにベースグレードでの価格比較になりますが、ライバル同士ということもあってほとんど同じ価格帯に設定されています。

ただ今や必須装備ともなるナビやオーディオシステムについてはセットでの販売が中心となってしまい、結果として大きな価格差を生じてしまいますから、この部分を含めて検討することは必須となります。

また後述の燃費については維持費に大きな違いを生じてしまいますから、併せて検討することも重要でしょう。

ただ同じように見える装備内容でも、両車の間には結構な違いがあります。一例をあげればエルグランドの助手席に標準装備されたオットマン。特に2人以上で乗る機会の多いクルマであることを考えれば嬉しい装備となるでしょう。

そしてこの手の高級ミニバンでは象徴的な意味合いもあり、重要な選択肢ともなる2列目シート。

中でも7人乗りのキャプテンシート仕様同士での比較では、エルグランドが3,395,520円(250Highway Star S)であるのに対して、アルファードのリラックスキャプテンシートでは3,578,727円(グレードS)となり、さらに高級なエグゼクティブパワーシートともなれば、価格は一気に4,173,709円にまでアップしてしまいます。

しかもエルグランドのシートは背もたれ部分に中折れ機能が付いたなかなか快適な優れもの。こうした違いもミニバンにとっては重要な判断材料になるでしょう。

実燃費、月々のガソリン代金で比較

車体サイズが大きくなれば、やはり燃費に要する費用が大きくなってしまうのはやむを得ないこと。とはいえ、選ぼうとするモデル間での違いが大きすぎると選択肢にも大きな影響を与えてしまいます。

最近ではハイブリッド版を加えたモデルも多くなってきましたが、実際に購入するかどうかはともかく、ユーザーに与える最新技術のイメージには大きな影響を与え、これまた無視できない要素になってしまいます。

ここでは同じ条件とするために、2.5Lガソリンエンジン車での比較でみてみましょう。

車体重量の比較

エルグランド アルファード
車量重量 1,910kg 1,920kg
燃料タンク容量 73L 75L

エルグランドは250XG、アルファードはグレードXでの比較です。

エルグランド アルファード
カタログ燃費 10.8km/L 12.8km/L
実燃費 7.5km/L 11km/L
月々のガソリン代金 16,000円 10,909円
年間のガソリン代金 160,000円 109,000円
※実燃費はオーナー記録から抜粋しております(http://kakaku.com/kuruma/
※ガソリン代金は120円で統一。月々1000km、年間1万km走行した場合の試算結果です。

実燃費の比較結果考察

2トンもの重い車体ですから燃費の悪さは承知のうえでしょうが、それにしても似たようなクルマに乗りながら、この燃費の違いは無視することのできない大きさです。

見た目のカタログ燃費ではそう変わらないのに、実燃費では大きな差がついてしまうようで、6年前に発売されたエルグランドと1年半前に発売のアルファードでは大きな差がついてしまうのは隠しようのないところ。

モデルチェンジのタイミングの違いによる4年もの間の開発競争、とりわけ省燃費には効果的なアイドリングストップがアルファードに採用されたことも大きいでしょう。

さらに、エンジンとCVTとのマッチングの最適化、空気抵抗を少なくするための様々な改良などが目に見えない部分にまで行き届き、大きな効果を上げているようです。

一方のエルグランドにはハイブリッド化を含め、省燃費への積極的な対応を求めたくもなってしまいます。月々5,000円もの金額差がつくようであれば、それ相当分の追加装備を増やしたくなってしまうのも、やむ負えないところでしょう。

室内・インテリアのオーナー満足度を比較

アルファードvsエルグランド内装

似たような室内空間サイズではあるものの、エルグランドはモデルチェンジによって車高も座面も低くして低重心の恩恵を生かしているのに対し、それを徹底的に調べ上げて発売されたアルファード。

新開発の低床プラットホームでありながら、車高も座面も意図的に高くなっています。その違いの意味と効果のほどは、どのようなものなのでしょうか?

まずは車体と室内のサイズを比較してみます。

エルグランド アルファード
全長 4975mm 4915mm
全幅 1850mm 1850mm
全高 1815mm 1895mm
  エルグランド アルファード
室内長 3025mm 3160mm
室内幅 1580mm 1585mm
室内高 1300mm 1400mm

エルグランドの口コミまとめ

広い室内空間と豪華な内装を誇るエルグランドのユーザー評価を見てみましょう。

良い 悪い・どちらでもない
一般的には良好で、ゆったりとして、高速道路はまさにクルージングといったようで、滑空感のようなものすら感じます。静粛性はまずますのレベルです。 3列目を倒して荷物を載せる際に、シートが水平まで倒れないので荷物が後方に滑ったり転がったり段ボール一個まともに載せられません。 これなら跳ね上げ式の方がナンボか良かったのでは。
シートは厚みもあり、セカンドシートを前へスライドさせればライバル車とは比べものにならない座り心地になります。 異音というかとても賑やかな車。 特に2列目シートに付いている跳ね上げ式のテーブル周りの音と本革シートが擦れる音。 遮音性は高いのに残念すぎます。
値段相応の品質だと思います。同じ価格帯のドイツ車より至れり尽くせりの装備がついているので、お得感があります。若干、レザーシートの柔らかさが気になりますが(個人的には硬めが好き)、好みの範疇でしょう。 サイドウィンドゥラインが高過ぎるため、セカンドシート及びサードシートの開放感がありません。
古臭さがない。3列目シートを畳むとかなりの荷室空間が生まれるので車内泊にも向いているようです。 室内はアルファードに比べると高級感がないですし、室内からスライドドア開けるとき鍵位置が悪いのでいつも探すのでイラッとしてしまいます。
高級感のあるしっかりとした作りです。さまざまな外国、国産車を運転する機会が多いのですが、落ち着きのある、どちらかというと若い方よりも『大人の男性』が似合う内装です。 なるほどアルファードと比べると長さ、高さが足りないようです。荷物が載らないですし、自転車を積むことなど不可能です。

十分な室内高をとりながらも、車高を低くして走行性能を重視したのがエルグランドの大きな特徴。

それまでのミニバンの弱点とされていた走行性能にも妥協しない姿勢を示した意義は大きなものです。室内装備もこのクラスにふさわしい最高レベルの豪華さを演出しています。

例えば前後にも横にもスライドする2列目キャプテンシート。前後に1160mmもスライドする機能を使えば広大な足元空間を作り出すことも可能ですし、横にスライドさせれば3列目への乗降がしやすくなるという「優れもの」です。

内装色とシートについてはベースグレードの250XGがベージュ系である以外は基本的にブラックとなります。クルマそのものへの印象にも大きな影響を与える部分ですから、比較する上では結構重要です。

アルファードの口コミまとめ

良い 悪い・どちらでもない
非常に満足しています。ここから先は他社メーカーの同クラスとは比べ物にならないほどの物。シートや細部に至るまで高級感が半端ない。メーター周りなどにもとても満足しています。 シートが自分にはあまり合わず腰が痛くなります。
シートアレンジは最高に面白いし、全席で自由な広さを堪能出来る事はいい 三列目の真ん中の席に座るのは厳しい
パワーシートは同乗者から絶賛でした。(普段車に乗っても寝ない人が、「快適すぎて起きていられない」と。笑) 子育て世代としては室内の収納スペースが足りません。
グレードによって結構差があるが、競合車に比べてもかなり高級感があるものの概ね満足 ドアの内張等プラスチック感にがっかりする事もあります
随所にトヨタらしい「かゆい所に手が届く」作り込みで、私のような素人が高級感を感じ易いように上手く作っている 真っ黒の車を見ては品がないと感じています。

寸法的には大きな違いがなさそうな室内空間も、実感としては大きな違いを感じさせられてしまうのも事実です。ボディ断面が四角に近い形のアルファードに対してエルグランドは上に窄まった台形。

このことがカタログ数値以上に上半身が感じる感覚的な違いを作り出しているのがまず一つ目の理由。

そして重心の点からは明らかに不利となる座面を敢えて高くすることにより、足元にできる余裕が空間の広がりを感じさせるということが二つ目の理由。

これは無意識のうちに周囲の車を「見下ろす」という優越感を感じさせる、心理的な効果を生み出してもいるようです。

またエルグランドでは座面が低い分、サイドガラスまでの高さが高く感じてしまうのに対し、座面の高いアルファードでは、車外の眺めが良くなり開放感を感じさせることにも結びついているのが三つ目の理由。

もはやカタログ上で表される単なる仕様的な視点からだけではなく、乗員の感性にまで様々な検討と考慮が及んでいるのかと驚かされてしまいます。

加えて1180mmもスライドする助手席を一部グレードに設定するなど、アルファードのシートアレンジの多彩さには目を見張ります。

実際にどれだけ使うかはともかくとして、こんなバリエーションを持つことは、ユーザーの「ワクワク感」を掻き立てるのに非常に有効です。

こうなってしまえば、そのバリエーションとアレンジの多様性において、アルファードの方が圧倒的に勝っていると認めざるを得ません。こんなことが最近のアルファードの人気にもつながっているのでしょう。

運転の快適性、走行性能で比較。ストレスがすくないのは

クルマとして欠かせない「走る」ことへのこだわり。単なる「移動空間」としての存在だけではなく、最近の技術進歩もあって、一時代前とは比較にならないほど走行性能も進化しつつあります。

そのことが車格のイメージアップにつながり、「高級ミニバン」という新たなカテゴリーを生み出す大きな理由になっていることも確かです。

エルグランドの口コミまとめ

まずは「走り」で評価の高いエルグランドに対するユーザーの口コミを見てみましょう。

良い 悪い・どちらでもない
車高を抑え足周りにお金をかけているだけあり、ロールも少なく秀逸です。ただ運転しているだけではなく、ドライバーとしても楽しい車です。 低重心が売りのエルグランドですが、やはり車重2トン超えは重く感じます。道路の繋ぎ目などでは、重さがあとからついてくる感じです。
「走り」は最も評価できると思います。二列目に乗った時の素晴らしさは特筆ものです。現行のアルファード、ヴェルファイアがやっと追いついた印象です。ましてや、Mクラスのミニバンは到底敵いません。 ハイペースで走ろうとすると、フロントヘビーのため、アンダーステアとの戦いになってしまう。
これも素晴らしいです。ヴェルファイアに比べて揺れが少ないです。 基本設計が5年前の車であり、燃費が悪く、自動ブレーキが未搭載であることを考えると、大幅値引きを加味しても新車で購入するのは、些か勿体無いような気がします。
人と荷物が載せられて、我慢しないで走ることができる。万能です。気に入っています。 ロールが強くないので硬い感じがします。高級車の優雅な感じはしません。
引き締まっていながらも、乗り心地を両立している足回りのおかげで、子供たちも乗っていて快適そうですし、何より運転していて楽しい車です。 AピラーFガラス角度が悪いので死角が大きくて、子供や軽の車高の低い車は視界から消えてしまいます

さすがに走りには定評のある日産のエルグランド。
走行性能ではアルファードに勝るとも劣らない評価が多いようですね。

モデルチェンジによって専用の低床フラットホームを得て、フロントには軽量化したアルミ製サスペンション。

そして、リアにはリバウンドスプリング内臓のショックアブソーバーが装着されたマルチリンクサスペンションが使われたことにより、直進安定性とスポーティさを感じさせるセダンに近い乗り心地が提供されました。

これによって、ミニバンでありながら「走ること」にも妥協しない、ドライバーにとっても嬉しいクルマとなっています。

米国向けクエストとほぼ同じ仕様と装備を持ち、いわばハイウエイでの堂々とした走行に重点を置いた、いい意味でのアメリカ車らしさを感じさせてくれるのも特徴になっているようです。

アルファードの口コミまとめ

最新のモデルチェンジによって大きく評価を上げたのがアルファードです。ユーザーの口コミを見てみましょう。

良い 悪い・どちらでもない
これだけ大きい車に変わっても車幅の間隔は取りやすく運転しやすいです。 ライバルの日産車やホンダ車に比べると、走行性能では一歩及ばない感じです。
カーブは怖いかなと思っていたが、ロールを感じさせずスムーズに曲がれます。 ホイールベースが長いので、取り回しに苦労します。
1~3列目すべて上質な乗り心地で、大満足。小さな赤ちゃんでも安心して乗せることができます。 大きなセカンドピラーのせいで特に左後方の視界が悪く、左折時には常に注意が必要です。
静かで振動もあまり感じず、家族は飛行機みたいと言って喜んでいます。 5Lエンジンの場合、高速道路での追い越し時にはちょっと苦しい感じです。
真ん中から後ろのばたつき感がかなり解消され、2列目も3列目もなかなかの乗り心地です。 自宅付近は、狭い道路なので、かなり神経を使います。

先行してモデルチェンジが行われ、そのプレステージ感を強めていたエルグランドを、トヨタはあらゆる角度から研究し尽くしたのでしょう。

同時にトヨタらしいというか、日本風ミニバンとしてあるべき姿も深く突き詰めたようです。結果として、製造技術の進歩もあって低床プラットホームが実現し、これによって低重心化と室内空間の拡大が同時に達成されています。

走行性能部分についてはすべてのグレードで共通させ、その走りの質が大幅に向上したことによって、廉価グレードから社用車としても使える最高級バージョンまであります。

シート部分に幅広い選択肢を可能にして、ユーザー層の拡大に結び付けることはトヨタの戦略のようにも思えますね。

【エルグランド VS アルファード】比較結果まとめ。こんな人はこっち

これまではスペック競争が中心だったものが、最近では目に見えない価値観や寛ぎといった「感性」がより重視されるようになり、今までとは違った視点が評価されるようにもなってきています。

この点において、エルグランドを研究し尽くして登場したアルファードがいくつかの点については優っているのも仕方がないことでしょう。

こうして強力なライバル車と競い合うことによって、さまざまな技術の進歩が実現できたのですから、こうした選択ができる我々も喜ぶべきことです。

家族のためにミニバンが選ばれるとしても、走りに妥協したくないお父さんにとって、エルグアンドは満足できる選択肢となるでしょう。今の時代、燃費が見劣りしてしまうのはやむをえないものの、一人で乗る機会が多いとなればなおさらです。

したがって、広い室内空間とともに重厚感のある低重心で「走り」についてもこだわるユーザーにはエルグランドを、まずは豪華で贅沢な室内空間が優先となるユーザーであればアルファードが第一選択という色分けになるではないでしょうか?

ただ装備の違いによって価格には思わぬ違いが出てきますから、グレードの選択には慎重さが必要です。所有していることに満足感とステータスを感じさせる両車ですから、何を優先するかを明確にした上で選びたいものです。

 

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