ノート e-POWER実燃費計測レポート。実力のほどを拝見

実燃費ノートe-POWER

カタログ燃費:34.0km/L
実燃費平均:19.65km/L

日産ノートに新しく設定された、e-POWER。他社のハイブリッド車や電気自動車とは違った、変わったシステムを積んでいることで話題になっている車です。

そんな車だからこそ、燃費や走行感覚について気になるという方が多いのではないでしょうか。上記の通り、実燃費平均からすると、期待には少し届かないといった感じは否めません。

それなら、どこまで低燃費になるのか、どこまで燃費が悪くなるのか、検証する必要があります。オーナーの燃費記録や、私自身で運転してみた結果などから、ノートe-POWERの実燃費について検証してみました。

各オーナーの実燃費記録を紹介

「エコモードだと、24.5km/L、Sモードは24.3km/L、ノーマルは24.1km/Lです。それぞれ、200km走りました。割合は高速が1割、一般道が9割です。結果は誤差の範囲内でしょう」
「Sモードに切り替えて、高速道路を飛ばし気味で走ってみたところ、燃費は20.3km/Lでした」
「短時間乗車が多い試乗車では、メーター数値で21~22km/L程度になっていました」
「平均燃費が26.5~27.0km/Lです」
「エアコンをオンにして、通勤で使用しています。燃費は22~23km/Lです」
「アクセルを踏み込んでいても、メーター読みで20km/Lは出ました」
「普通に運転すれば、25km/L前後になります」
「エコドライブをするように気をつけ、高速道路などを多く利用していると、自然と30.80km/Lの燃費になっていました」
「特に何も考えずに走らせていたところ、22.26km/Lになっていました」
「今までで一番悪い記録が、19.69km/Lです」

20km/Lを下回っているという人は、あまり見られません。2016年12月現在、e-POWERが発売されてから、まだまだ日が浅いですから、燃費が伸びてくるのはこれからでしょう。20km/Lを下回る数値を出しているのは、納車してから日が浅い人に多いです。

基本的には、20~25km/Lというのが燃費範囲だと言えるのではないでしょうか。25km/L前後を出せるなら、十分といった印象を受けます。30km/Lを達成している人もいますし、燃費性能が悪いわけでは、ないようです。

走行レポート。ノート e-POWERを実際に運転してみたら・・・

e-POWERは「面白い」車だった――。

燃費を計測するために走ったのですが、まずは走行した感覚の感想から語ります。エコドライブの感覚を掴むためには、e-POWERの走行感覚・運転感覚を掴まなければなりません。初めて乗る車なので、緊張しながら運転しました。

e-POWERには、「ノーマルモード」「エコモード」「Sモード」の3つのモードがあります。この車は癖があると、ネットで見ていたのですが、特に癖が強いと感じたのが「エコモード」です。それも他の車では感じたことのない種類の、癖でした。

エコモードはアクセルを少し戻すだけで、ブレーキを軽くかけたほど減速します。ガソリン車で「エンジンブレーキをきかせながら走る」という運転法がありますが、それに慣れていると苦労するでしょう。

多くのハイブリッド車では、アクセルを戻すとEVモードに切り替わります。減速しながらも滑るように走ってくれることから、このテクニックを「滑空」と呼ぶのです。ハイブリッド車に慣れている人が、同じ感覚で運転しようとすると、驚きます。

私が、そうでした。

慣れればこれが意外と面白く、楽です。ひとつの足で加速と減速、停止まで出来ます。アクセルを踏めば加速、アクセルを戻せばブレーキがかかる。考えてみれば、とても単純なのです。単純なのに新感覚で、楽しい……。

Sモードもアクセルペダルだけで加速・減速できますが、Sモードのほうが大きくブレーキがかかります。市街地だと、このモードが一番燃費が良いという意見もあるようです。加速は早いのですが、ブレーキのエネルギー回生率が高いから、燃費はよくなるという理屈でしょうか。

走行感覚と同じで、もうひとつ驚いたことがあります。この車、とても静かです。

e-POWERはエンジンがタイヤに繋がらず、発電モーターに繋がっています。エンジンの力を利用して、モーター走行しているのです。そのためか、エンジンがかかっても音や振動などがほとんどありません。

エンジンの音は何もない。ロードノイズだけが耳に入ってきます。これでロードノイズがしっかりカットされれば完璧ですが、かえって寂しいかもしれませんね。

走りも音もまるで新感覚、面白い車です。

低燃費を心がけたら

e-POWERに関しては、今までのエコドライブの常識が通用しません。ハッキリ言って、どうすれば低燃費になるのか良くわからないというのが、現状です。そのような状態で走ったため、「これが最低燃費だ!」とは言えません。ご了承ください。

オーナーの燃費記録だと、エコモードとSモードであまり変わらないように見えました。ただ、「Sモードのほうが燃費がよくなる」という意見も見過ごせないため、両方で計測してみます。

それぞれのモードで、市街地を30km、走ってみました。同じような条件になるため、往復するという形で計測。坂道はなかったので、下り・上りといった違いもありません。

結果は、次の通りです。

エコモード:25.5km/L
Sモード:25.8km/L

完全に誤差の範囲なので、どちらでも好きなほうを選べば良いでしょう。同じような燃費になるなら、Sモードを使ったほうが良いのかもしれません。私はSモードのほうが運転しやすかったので、その分燃費が少しよくなったのではないでしょうか。

エコモードは、加速がとても緩やかになります。その分、アクセルを戻した際のブレーキも緩やかです。加速が緩やかなのはいいのですが、速度を出しているときに回生ブレーキが緩やかなのは少し恐怖を感じます。

その点Sモードは、一気に加速して、後は速度を安定させれば、エコモードと同じ速度で走ってもブレーキがしっかり利いてくれるので、安心できました。

高速道路でも走ってみたところ、燃費は27.4km/Lとなりました。市街地走行のときより長く、50km走りました。

e-POWERは他のハイブリッドと違って、エンジンは発電機を回すための機構に過ぎません。他のハイブリッド車だと、高速道路ではエンジンでタイヤを動かすことになってしまい、市街地走行とあまり変わらない燃費になります。

市街地のほうが燃費がよくなるということも、あるほどです。

e-POWERは市街地でも高速道路でも、同じような感覚で走れるので、安定して長い距離を走ることができる分、高速道路のほうが低燃費になります。

燃費なんて気にせず走ってみたら

Sモードでどれだけ加速できるのか試すために、まずは高速道路で50km走ってみました。燃費は、以下の通りです。

21.5km/L

Sモードはアクセルレスポンスが鋭く、加速感はスムーズです。コンパクトカーとは思えないほどの、加速が感じられます。これは私個人の感覚ですが、加速性能はコンパクトで一番ではないでしょうか。

低回転からしっかり加速してくれるので、市街地走行に向いています。高速道路でも、すぐに高速域に達してくれるため、走りやすいです。意外とオールラウンダーなのかもしれませんね。追い越しには不安がありますが、基本市街地向きの車であることを考えれば、十分です。

市街地では20kmだけ、同じように走ってみました。燃費は、20.3km/Lです。

モーター走行の「滑るような感覚」という走行特性があり、慣れればストップ&ゴーがしやすいということもあって、やはり街乗りに向いているという印象を受けました。街乗りだと安定感があって、落ち着きますね。

まとめ

日常的な利用では、25km/L前後というのがe-POWERの実力ではないでしょうか。

どのモードが一番燃費に良いのかということですが、エコモードとSモードはあまり変わりません。ノーマルモードよりは、それら二つのモードのほうが回生ブレーキの都合上燃費が良くなります。

後は、緩やかな加速が好きか、鋭い加速が好きかで選べば良いでしょう。市街地はエコモード、高速道路はSモードという使い分けもできます。

モーター駆動ということで、走行性能にはあまり期待していませんでしたが、滑らかに、かつしっかり走ってくれました。期待以上の実力を持っています。「なかなかやるなあ」というのが、最終的な感想です。

 

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